テーマ 84 部下を間違って指導育成することは、
計り知れない損失を生む、将来がない
■部下を育成することによって膨大な機会を手にすることができる
部下の方を正しく育成しないために、
成果を出すことができない。
優秀なはずの部下の方が辞めていくなど、
部下の方を間違って指導育成することは、
会社に多大な損失を与えるということを
管理職者の方は、認識しなければなりません。
また、逆に部下の方を
正しく指導育成することによって、
部下の方の無限の可能性を引き出し、
会社に大きな貢献をすることができます。
部下の方の指導育成や部下の方との
コミュニケーションの取り方に
得意、不得意は関係ありません。
部下の方の育成のための正しい知識と
育成のための正しい手順を踏めば、
部下の方は必ず成長します。
このためには、やはり部下の方を
指導育成する立場である管理職者の方が、
学習し成長していくことが重要です。
部下と共に成長するという言葉のとおり、
まず自分が成長して初めて部下も成長させることができます。
■部下は、コストではない。自分の手足として使うのは、
コストとみるのと同じ
人、もの、金は会社の経営資源といわれますが、
コストでもあるとも言われます。
極端な話になりますが、
人を人件費、コストだけと考えてしまうと、
人を機械のように、機能としか見なくなってしまいます。
賃金さえ払っていれば、
人は働くものなのだという考えになってしまいます。
人以外の経営資源である、
もの、金などを活用できるのは人だけです。
無から有をつくりだし、
会社を発展させることができるのも人だけです。
創造的な仕事は、
賃金の支払い以外の心のあり方の問題であることを、
我々は知っています。
部下の方をコスト、機能とみて、
自分の手足や助手みたいな使い方をしていないか、
今一度、自分の考え方、
部下の指導の仕方を見直してみることが必要です。
■部下は動機づけてくれること、成長のための仕事、
リーダーシップをとってくれること、導いてくれることを望む。
それができるのは、上司である自分だけ
人は誰しもいい仕事をしたい、
仕事を通して成長したいと思っています。
このような欲求を援助してくれる人、
いつも肯定的な言葉をかけてくれる人がいる環境は、
モチベーションの維持、向上のための最高の環境といえます。
部下の方を育成するためには、部下の方の将来を考えて、
仕事を与え、行ってもらい、
その行動や結果をほめて上げることが必要です。
上司からの日々の承認やほめの言葉など
些細な肯定的な言葉が部下の方に日々小さな心の変化を起こし、
それが大きなモチベーションをつくりだします。
部下の方を人として、尊重し、部下の方の欲求を知り、
正しい目標を与え、日々適切な指導助言を行うと
部下の方は確実に成長致します。
|